当館を語る上で欠かせない二大看板が、静岡県内最大級の大きさを誇る天体望遠鏡と、臨場感あふれるプラネタリウムです。これらには他の施設では味わえない独自の歴史と技術が息づいています。
屋上の天文台に据えられた「法月(のりづき)望遠鏡」は、口径80cmを誇る大型反射望遠鏡。この名称は、焼津市出身で日本の天体望遠鏡づくりの名工として知られた故・法月惣次郎氏の功績を称えて名付けられたものです。この望遠鏡の驚くべき性能は、晴天時であれば昼間であっても金星や青空に輝く一等星を肉眼で観測できる点にあります。夜間の天体観望会はもちろんのこと、日中のガイドツアーでも学芸員の生解説とともに宇宙の深遠を覗き見ることができます。
さらに、直径15メートルの傾斜ドームスクリーンを備えたプラネタリウムでは、満天の星をリアルに再現する光学式投映機「MEGASTAR-IIA」と高精細デジタル映像システムが融合。肉眼では捉えきれない数百万個の星々が視界いっぱいに広がり、息をのむ美しさを生み出します。専門スタッフによる親しみやすいライブ解説番組から、最新の天文学トピックを扱った映像プログラム、幼児向けのキャラクターアニメーションまで幅広く上映されており、訪れる時間帯によって多彩な表情を楽しめるのが魅力です。