JR西日本が民営化後に初めてゼロから開発した本格的な直流通勤型電車が207系です。1991年(平成3年)に片町線へ先行投入され、1997年のJR東西線開通に伴う地下区間直通運転の主役として本格的な量産が開始されました。
登場時カラーに採用されたのは、窓下に配された濃紺(ダークブルー)と白、そして鮮やかな水色(スカイブルー)の帯でした。この「青帯」は、都市部の通勤路線の近代化と爽快な疾走感を強く印象づけ、従来の国鉄型車両(103系や201系)とは一線を画すシャープなステンレスボディの魅力を最大限に引き出していました。
JR東西線の地下トンネルから地上へ躍り出る207系の姿は、1990年代から2000年代初頭の関西圏における通勤風景の象徴として定着していったのです。