高遠しんわの丘ローズガーデンが一年で最も活気に満ちるのが、春の最盛期に合わせて開催される「バラ祭り」です。園内にはクラフト市やキッチンカーが立ち並び、多くの人々で賑わいます。ここで多くの来訪者が驚くのが、そのユニークな料金体系と開園システムです。
一般的な植物園や観光庭園とは異なり、同園は「年間を通して入園自由」という開放的な都市公園型の運営形態を採っています。ただし、園内の美観維持や警備体制が敷かれる「バラ祭り開催期間中のみ」入場料(高校生以上500円前後の維持管理協力金)が徴収されます。中学生以下は無料となっており、家族連れにとっても非常にリーズナブルな設定です。
開園時間については、ゲート自体が常時開放されているため早朝の散策も物理的には可能ですが、公式な管理運営および売店である「麓のバラ茶屋」の営業時間は9:00~16:00(営業期間:5月中旬~10月)となっています。団体割引(20名以上で1割引程度)や障害者手帳の提示による減免措置も用意されています。バラ祭り期間外であれば早朝から夕暮れ時まで無料で散策できるため、静かに中央アルプスの眺望を眺めたいリピーターには「あえて祭りの前後を狙う」という玄人好みの楽しみ方も定着しています。