公の場から完全に姿を消したことで、インターネット上では様々な憶測や都市伝説が飛び交いました。ここでは、ファンの間で長年囁かれている噂の真相を事実に基づいて検証します。
「ちあきなおみ死亡説」の真相
検索エンジンの関連サジェストに時折浮上する「死亡説」ですが、これは完全な虚偽・事実無根の噂です。長期にわたりメディア露出が途絶えている著名人に対して発生しがちな典型的なネット上のデマであり、現在も都内自宅で穏やかに生活していることが定期的に確認されています。所属レコード会社であるテイチクエンタテインメントなどの関係部署も、定期的な作品リリースやリマスター盤の企画において代理人や親族を通じてコンタクトを取っており、存命であることは明白な事実です。
喫茶店経営の過去と現在の状況
かつて郷鍈治さんとちあきなおみ夫妻は、東京・渋谷や原宿、世田谷界隈で「COOKIE(クッキー)」をはじめとする喫茶店やバーを経営していました。芸能活動と並行して夫妻の憩いの場、そしてファンとの緩やかな交流の場として親しまれていましたが、郷鍈治さんの他界に伴い、これらの店舗はすべて閉店・整理されました。現在もちあきなおみ自身がどこかの飲食店で店頭に立っているという事実はなく、経営からは完全に退いています。
年間数千万円に及ぶ印税収入と資産基盤
「長年活動していないのに、どうやって生活を維持しているのか」という疑問に対しては、彼女が残した音楽的遺産の大きさが答えとなります。ちあきなおみの代表作である『喝采』『黄昏のビギン』『紅とんぼ』『矢切の渡し』などは、今なおCMソング、映画の挿入歌、カラオケ、音楽配信サービス(サブスクリプション)で膨大な再生回数を記録しています。
さらに、過去の音源をリマスタリングしたコンセプトアルバムやベスト盤は、新譜が出ないにもかかわらず発売されるたびにオリコンチャート上位へ食い込む異例のロングセラーを継続中です。著作隣接権や歌唱印税、さらには夫から相続した都内の不動産資産からの収益を含めると、年間推定3,000万〜5,000万円前後の安定した収入があると考えられており、経済的困窮とは無縁の暮らしを維持しています。