Q1:スーパーで買ってきた「生食用」のホタルイカなら、そのままタレに漬けても大丈夫ですか?
A1:「生食用」としてパック詰めされているホタルイカは、水産加工場等ですでに厚生労働省基準(マイナス30℃以下で4日間以上など)の冷凍処理が行われた後に解凍されたものが大半です。その場合は寄生虫のリスクが排除されているため、そのまま下処理を行って漬けダレに使用できます。ただし、単に「生ホタルイカ(加熱用)」と表記されている未冷凍品の場合は、必ずご家庭の冷凍庫(マイナス20℃以下)で48時間以上凍結させてから調理してください。
Q2:目や軟骨を取るのが面倒なのですが、省略すると味にどれくらい影響しますか?
A2:味そのものよりも「舌触り・食感」が決定的に損なわれます。特に目のレンズ部分は硬いプラスチックのような異物感として口の中に残り、軟骨は噛み切れない筋っぽさの原因になります。上質なお店や一流メーカーの製品が美味しく感じる最大の理由は、この下処理を1匹ずつ完璧に行っているからです。美味しく仕上げたいのであれば、少なくとも「目取り」だけは必須工程と考えてください。
Q3:自家製の沖漬けが余ってしまった場合、再冷凍しても味は落ちませんか?
A3:タレに漬け込んだ後の再冷凍は可能です。ただし、タレの水分が多すぎると解凍時にドリップが出て身がスカスカになりやすいため、小分けにしてラップでピッチリ包み、密閉容器に入れて冷凍するのがコツです。解凍時は電子レンジを使わず、冷蔵庫に移してゆっくり自然解凍することで、食感と風味の劣化を最小限に抑えられます。
Q4:妊婦や小さな子どもが食べても問題ありませんか?
A4:妊娠中の方や小さな子どもには、生食である沖漬けは推奨されません。十分な冷凍処理によって旋尾線虫が死滅していても、生の魚介類には一般的な食中毒菌(腸炎ビブリオなど)のリスクがゼロではないためです。また、塩分濃度が高い点も配慮が必要です。加熱調理したボイルホタルイカや、しっかり火を通したパスタ・バターソテーとして楽しむことをおすすめします。