バッグのマチとはどこの幅?失敗しない寸法の測り方と種類別の選び方

バッグのマチとはどこの幅?失敗しない寸法の測り方と種類別の選び方

バッグのマチとはどこの幅?失敗しない寸法の測り方と種類別の選び方の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

ECサイトでバッグを購入した読者から最も多く寄せられる相談が、「表記通りのサイズなのに荷物が入らなかった」という寸法計測の誤解です。失敗を防ぐためのバッグマチ測り方には明確な手順が存在します。

基本の測り方は、「底面の縫い目から反対側の縫い目までの直線距離」をメジャーで計測します。丸みを帯びたデザインやタックが入っているバッグの場合、底板が入っている製品なら「底板の横幅」を測るのが確実です。マチが台形になっているバッグでは、最も広い底部のマチ幅と、最も狭い上部のマチ幅の双方がスペックに併記されているか確認しなければなりません。

自作やオーダーメイドで役立つカバンマチ計算方法として、底マチ(三角マチ)を作る場合の公式を覚えておくと便利です。仕上がり時の底マチ幅を「M」と設定した場合、底の角を潰して縫い合わせる直線の長さはそのまま「M」となります。このとき、バッグの横幅の見かけ寸法は左右で「M ÷ 2」ずつ、合計で「M」分だけ縮みます。

例えば、平置きで横幅40cm・高さ30cmの袋に「マチ10cm」を新設した場合、立体化したときの正面有効幅は「40cm − 10cm = 30cm」、高さも「30cm − (10cm ÷ 2) = 25cm」へと変化します。この寸法変化を計算に入れずに型紙を作ると、完成後に「横幅が足りずA4ファイルが入らない」という初歩的な設計ミスに陥ります。

さらに重要なのが「外寸」と「内寸」の差異です。厚手のレザーやクッション材入りのPCスリーブが内蔵されている鞄では、外寸マチが12cmあっても、内寸マチは実質9〜10cm程度まで目減りします。精密機器や分厚い手帳を収める際は、スペック表記から最低でも1.5〜2cmの余裕を差し引いて見積もるのが業界の鉄則です。

山崎 陸
著者

山崎 陸

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。