2026年現在の医療ガイドラインや厚生労働省の「健康日本21(第3次)」推進施策では、従来の画一的な予防から、デジタル技術やビッグデータを活用した「個別最適化された予防アプローチ」へとシフトが進んでいます。
なかでも注目されているのが、特定健康診査(特定健診)と特定保健指導のDX化です。ウェアラブル端末で取得したバイタルデータや個人の健診結果をAIが解析し、糖尿病や高血圧の発症リスクを予測。生活習慣病の進行度に応じた一次予防と二次予防のシームレスな介入が実現しつつあります。
さらに、近年では一次予防の手前に位置する「ゼロ次予防(個人の努力に頼らず、自然と健康になれるまちづくりや社会環境の整備)」や、二次予防における血液1滴での早期がんマイクロRNA検査など、医療技術の進歩に伴い予防の領域はますます広がりを見せています。