インターネット上の考察コミュニティやファンフォーラムにおいて、定期的に議論が紛糾するのが「プッチ神父は14の言葉を完全に暗記していたわけではなく、記憶のDISCを挿入してカンニングしていたのではないか」という疑惑です。
原作を子細に検証すると、神父が緑色の赤子と対峙する直前、自らの頭部にDISCを出し入れする描写が存在します。この描写から「DIOの手帳を燃やしてしまったため、自分の頭に手帳の記憶DISCをセットして読み上げていた」という俗説がネット上で定着しました。
しかし、物語の文脈を深く読み解く専門家の間では、この「覚えていなかった説」は明確に否定されています。プッチ神父が頭部にDISCを出し入れしていたのは、「自らの雑念や迷い、恐れの感情をDISCとして一時的に排出し、精神を純粋無垢な境地へリセットするため」でした。DIOが遺した魂のパスコードは、生半可な精神状態で唱えても赤子に拒絶されます。神父は言葉そのものを暗記していなかったのではなく、赤子と完全に共鳴するために、己の自我を極限まで研ぎ澄ます儀式を行っていたというのが真相です。