深江キャンパスが国内外の教育・研究機関から高く評価される最大の理由は、他の総合大学にはない専用のウォーターフロントインフラを有している点にあります。
キャンパス東側の専用係船岸壁に停泊するのが、神戸大学が誇る附属練習船「深江丸」です。2022年3月に就航した現在の「深江丸(五世)」(全長約60m、総トン数約645トン)は、最新のハイブリッド推進システムや自律運航支援システムを備えた最先端の研究プラットフォームです。学生の実海域航海実習はもちろんのこと、海洋資源探査、AIを用いた自律運航実証実験など、国家プロジェクトレベルの先端海洋研究がこの船を舞台に展開されています。
さらに、敷地内には一般の見学も受け入れている「神戸大学 海事博物館」が併設されています。神戸商船大学時代から収集・保存されてきた歴史的な航海計器、和船や近代帆船の精密模型、貴重な古海図、歴史的文書など数万点に及ぶ資料が収蔵されており、日本の海洋史・海事技術史を一望できる知の拠点として機能しています。また、大型造波水槽実験棟や操船シミュレータなど、プロの現場をそのまま再現した研究設備が日常の学びに直結しています。