スーパーの棚を見渡すと、ミニトマト以外にも多彩な小型トマトが並ぶ。買い物の現場で迷わないためには、マイクロトマトとの違いや中玉トマトとの区別を頭に入れておくことが欠かせない。
中玉トマト(別名ミディトマト)は、大玉トマトとミニトマトを交配させて誕生した品種群である。大玉トマトのみずみずしい果肉感と、ミニトマトの濃厚な甘みの両方を兼ね備えており、包丁で半分に切ってカプレーゼにしたり、肉巻きフライにしたりと、メインのおかずとしても存在感を発揮する。
一方のマイクロトマトは、愛知県などの限られた産地で栽培される直径1cm足らずの極小トマトだ。実をつまんで口に運ぶというよりも、枝付きのまま肉料理やパスタの皿に添えたり、散らし寿司のトッピングとして散らすなど、高級レストランや晴れの日の食卓を彩るデコレーション用途が主となる。
日常の買い物におけるトマトの種類と選び方では、鮮度を見極める3つの視覚ポイントがある。
- ヘタの状態:緑色が濃く、ピンと反り返るように張っているものが新鮮。干からびて茶色く変色しているものは収穫から日数が経過している。
- 果皮のハリとツヤ:皮にシワがなく、パンパンに張っていてずっしりとした重みを感じる個体は水分と果汁が満ちている。
- スターマークの出現:果実のお尻(ヘタの反対側)を中心として、放射状に白い線や透明感のある筋が伸びているものは、糖度が高く完熟している決定的なサインである。