キャスバルは生涯を通じて、状況と目的に応じて自らの名前と素性を塗り替えていきました。彼が劇中で名乗った主な偽名一覧とその経歴を整理すると、彼が歩んだ過酷な人生の軌跡が浮き彫りになります。
1. キャスバル・レム・ダイクン(本名)
サイド3の創始者ジオン・ズム・ダイクンの実子として誕生。父の死後、ザビ家の刺客から逃れるため、幼少期にその名を捨てざるを得なくなりました。
2. エドワウ・マス(地球潜伏・ルウム亡命期)
地球に逃亡した際、資産家ドン・テアボロ・マスの養子となり名乗った偽名。妹のアルテイシアも「セイラ・マス」と名を改め、平穏な少年時代を過ごしますが、ザビ家の暗殺の手は地球にまで伸び、さらなる逃亡へ追い込まれます。
3. シャア・アズナブル(士官学校〜一年戦争)
ジオン公国軍へ潜入するために奪った身元。赤いモビルスーツを駆るエースパイロット「赤い彗星」として名を馳せ、ジオン軍の内部からザビ家への復讐を着々と進めました。
4. クワトロ・バジーナ(グリプス戦役期)
一年戦争終結後、地球連邦軍の軍籍を不正取得して名乗った偽名。「クワトロ」はイタリア語で「4」を意味し、自身にとって4番目の名前であることを示唆しています。反地球連邦組織「エウーゴ」の主力パイロットとして、金色のモビルスーツ・百式に搭乗しました。