タトゥーの施術において、痛みの度合いは部位によって天と地ほどの差があります。都内や関西圏のタトゥースタジオで数多くの施術を担当してきたプロの彫師へのヒアリングおよび経験者調査によると、痛みの強弱を決定づける要因は「皮膚の厚み」「骨との距離」「神経終末の密度」の3点です。
痛さランキング上位:骨に近く神経が密集する激痛エリア
最も痛みが激しいとされるのは、肋骨(あばら骨周辺)、指先・手の甲、足の甲・くるぶし、首筋(特に喉元や耳裏)です。脂肪層が極めて薄く、振動が骨膜に直接響くような鋭い痛みが走ります。現場の彫師からも「初回で肋骨や指を選んだ顧客が、あまりの激痛にラインだけでギブアップし、シェーディング(影付け)を断念したケースがある」との証言が寄せられています。
痛さランキング中位〜下位:筋肉と脂肪に守られた耐えやすいエリア
比較的痛みをコントロールしやすいのは、上腕の外側(二の腕)、前腕の外側、太ももの外側、背中上部(肩甲骨周辺の肉厚部)です。鈍い擦り傷のような痛みで推移するため、初めてタトゥーを施術する人のファーストタトゥーとして推奨されることが多い領域です。