Q1:砂糖やアルコールでも氷の温度を下げることはできますか?
A1:砂糖でも凝固点降下は起きますが、分子量が大きいため食塩ほど劇的には下がりません(数℃程度の低下)。食塩は水中でNa+とCl-の2つのイオンに電離するため、粒子数が多くなり凝固点降下の効果が非常に高くなります。アルコール(エタノール)を混ぜた場合も温度は下がりますが、コストと安全性の面から食塩が最も適しています。
Q2:氷と塩を素手で触ると危険ですか?
A2:非常に危険です。氷と塩が反応した液体はマイナス10℃〜マイナス20℃の超低温になっています。水分を介して皮膚の熱が一瞬で奪われるため、数秒素手で触れただけでも重度の凍傷(低温やけど)を引き起こすリスクがあります。実験の際は必ず厚手のゴム手袋や軍手を着用してください。
Q3:冬場の道路にまく融雪剤・凍結防止剤も同じ仕組みですか?
A3:同じ原理です。道路用の融雪剤には塩化ナトリウムのほか、塩化カルシウムや塩化マグネシウムが使われます。これらを散布することで雪や氷の凝固点を強制的に下げ、0℃以下の寒冷地でも路面上の氷を水へと溶かしてスリップ事故を防いでいます。