なぜ、一本の柱なのか。その答えは、日本の伝統建築に隠されていた。法隆寺をはじめとする五重塔は、千年以上もの間、数々の大地震を耐え抜いてきた。その秘密が「心柱(しんばしら)」だ。今回の新プロジェクトは、この古来の知恵を現代の超高層ビルに落とし込んだものである。
最新のナノテクノロジーを駆使した高強度コンクリートと、しなやかに曲がる特殊合金を組み合わせた。これにより、外力に対して建物全体がしなるように揺れを吸収する。古い知恵と最先端技術の融合。これこそが、現代の日本のエンジニアたちが導き出した最適解だった。