端末が過熱して警告画面が出たり、動作が極端に重くなったりしたときは、パニックにならず論理的な手順で冷却を試みる必要があります。基板に負荷をかけず、安全かつ最速で熱を放出するステップは以下の通りです。
第一に、充電ケーブルを即座に引き抜くことです。充電による電力供給を断ち、発熱源の半分を物理的に遮断します。次に、熱を閉じ込めている保護ケースやカバーを取り外し、放熱面積を最大化させます。
第二に、CPU高負荷の解消法を実行します。起動中のアプリスイッチャーを開き、バックグラウンドアプリ停止を徹底してください。特にGPS位置情報を常時取得するマップ系アプリ、バックグラウンドで大容量データを同期するクラウド系アプリ、グラフィック描画が残っているゲームアプリを完全に終了させます。可能であれば、数分間だけでも「機内モード」にするか、電源を完全にオフにすることが最も有効なスマホ熱暴走の対処法となります。
第三に、スマホの正しい冷却方法として「風」を利用します。エアコンの効いた室内(室温25℃前後)の平らな机の上に置き、扇風機やサーキュレーターの弱風を背面に向けて当ててください。また、アルミホイルや金属製トレイの上に端末を置くことも、高い熱伝導率を利用した極めて安全な自然放熱テクニックとして有効です。ペルチェ素子を内蔵したスマートフォン専用のクリップ式外付けクーラーも、結露を防止する制御回路が備わっている製品であれば安心して活用できます。