この極めて実用的な生活美学は、長年のビジネスパートナーであったチャーリー・マンガー氏とも共通していた。バークシャー・ハサウェイの副会長としてバフェット氏の参謀を務めたマンガー氏もまた、カリフォルニア州パサデナの自宅に70年以上住み続け、無意味な誇示行為を心から嫌っていた。
二人が築き上げたバークシャー・ハサウェイの本社組織も、世界規模の巨大コングロマリットでありながら、ネブラスカ州オマハのオフィスビルの一角にわずか20人程度の従業員しか置かないことで知られる。華美な自社ビルを建てず、質素で効率的な経営を貫く文化は、バフェット氏の自宅のあり方と完全に地続きとなっている。