日比美思の強みは、派手な主役タイプにとどまらない「作品のリアリティを底上げするバイプレイヤーとしての対応力」にあります。
ドラマ分野では、『真夏の少年〜19452020』(テレビ朝日系)でのあざと可愛い女子高生役から、『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』(読売テレビ・日本テレビ系)、『花嫁未満エスケープ』『スイートモラトリアム』(TBS系)など、人間の弱さや複雑な恋愛感情を抱える役柄まで幅広く演じ分けてきました。現場の関係者からは「現場に入った瞬間の集中力が高く、監督の細かなニュアンスの指示に対して瞬時に感情のグラデーションを変えられる」と高評価を得ています。
また、スクリーンでの映画出演や単館系インディペンデント作品、ショートフィルムでもその個性を発揮しています。映画『町田くんの世界』への出演をはじめ、近年では自主制作や映画祭出品作品にも積極的に参加。台詞が少ない場面でも、瞳の揺らぎや呼吸で登場人物の過去を感じさせる演技は、映画ファンの間でも一目置かれる要素です。
さらに、10代後半から20代前半にかけて発表した『週刊プレイボーイ』等のグラビアやデジタル写真集(『みことのうた』など)では、飾り気のない笑顔としなやかな肢体を披露。写真という静止画の表現においても「レンズの奥を見つめる表現力」を磨き上げた経験が、現在の映像演技におけるカメラテストの強さや表情管理に確実に生かされています。