御金神社を語る上で欠かせないのが、鮮やかな黄色地に金色の社紋や「福」の文字が箔押しされた「福財布(ふくさいふ)」です。宝くじや通帳、新札を入れておくと財運に恵まれるとして、メディアで取り上げられるたびに瞬く間に品薄となる伝説的な授与品です。
実際に福財布を手に入れた参拝者へのヒアリングやネット上の実体験を精査すると、「無駄遣いが減った」「家計管理への意識が劇的に変わった」「宝くじで数万円〜百万円単位の当選があった」といった声が目立ちます。心理学的に見れば、手元に特別に祈祷された黄色い財布を置き、そこに貴重品を収める行為そのものが、日々の金銭管理に対する「コミットメント(誓約意識)」を高め、浪費を防ぐアンカー(心理的楔)として機能している側面が大きいと考えられます。
しかし、この福財布の過熱人気には重大な注意点が存在します。社寺の公式発表資料において明確に警告されている通り、御金神社ではインターネットや電話、郵送による授与品の頒布は一切行われていません。
フリマアプリや大手ネット通販サイトでは、現地で正規拝受された福財布が定価の数倍から10倍近いプレミア価格(5,000円〜15,000円超)で転売されている事例が散見されます。それどころか、神職によるご祈祷を全く受けていない粗悪な類似品や偽物が出回る事態も確認されています。本来、神社の授与品は参拝者自身が神前で手を合わせ、その神徳を分かちいただくためのものです。営利目的の転売品を購入することは、金運を高めるどころかトラブルに巻き込まれるリスクが高いため、絶対に手を出してはなりません。