グラバー園を訪れる観光客の間で、常に議論の的となるのが「ハートの石は一体何個あるのか」という疑問です。公式に園内の見どころとして知られているのは合計2箇所ですが、地元ガイドやファンの間では「3つ目」の存在が語り継がれています。
もともとこの石畳は、園内の整備・修復工事が行われた際に、職人の遊び心によって偶然あるいは意図的に配置されたものとされています。長崎の石工文化と西洋建築の歴史が交差する中で生まれたこの意匠は、いつしか「ハートの形を見つけると恋が叶う」「石に触れて願い事をすると両思いになれる」という恋愛成就のジンクスとして全国へ広まりました。
現在では、単なる景観の一部にとどまらず、長崎観光における屈指のパワースポットとして定着しており、石を探しながら園内を散策する体験そのものがグラバー園観光の大きな醍醐味となっています。