1970年代半ば、弱冠13歳で歌手デビューを果たした彼女だったが、決して最初から順風満帆だったわけではない。167センチという当時としては際立って高かった身長は、ともすればアイドルとしての「可愛らしさ」を求める当時の芸能界では異端とみなされることもあった。しかし、20代へ足を踏み入れるとともに、そのコンプレックスになりかねなかった長身と長い脚は、彼女最大の武器へと変貌を遂げる。
1980年代前半、モデル顔負けのスタイルを活かした役柄が徐々に増え始めると、従来の「守られるヒロイン」像とは一線を画す存在感が際立ち始めた。グラマラスでありながらヘルシー、そしてどこか都会的なクールさを漂わせる佇まい。モデル出身の俳優が少なかった時代において、彼女が見せた立ち姿の美しさは、日本のドラマ界に新しい風を吹き込んだ。