肘の激痛ファニーボーンとは?痺れの正体と名前の由来を徹底解説

肘の激痛ファニーボーンとは?痺れの正体と名前の由来を徹底解説

肘の激痛ファニーボーンとは?痺れの正体と名前の由来を徹底解説についての真相をご紹介します。

ネット上の一部情報や民間療法において、「肘のビリビリする部分はファニーボーンツボであり、刺激すると血行が良くなる」といった根拠薄弱な噂が流布されていることがあります。しかし、医療の現場から言えば、これは極めて危険な誤解です。

東洋医学における経穴(ツボ)としては、肘周辺に「少海(しょうかい)」や「小海(しょうかい)」が存在し、確かに尺骨神経の走行ラインと重なっています。しかし、強い痺れを感じている最中に「コリをほぐそう」として患部を親指で強くグリグリと揉みほぐす行為は、絶対に避けなければなりません。

ただでさえ物理的な打撲によって微細な炎症や浮腫を起こしている神経線維を、上からさらに圧迫すれば、神経内膜の血流が悪化し、回復を著しく遅らせるばかりか、不可逆的な神経障害を誘発する引き金になりかねません。「ビリビリするから揉む」のではなく、神経障害対処法の基本原則は「触らず、圧迫を解き、安静を保つこと」に尽きます。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。