Q1:しわぶ葉と一般的なフキ(蕗)にはどのような違いがありますか?
A1:フキとツワブキは同じキク科ですが属が異なります。春に芽吹く一般的なフキは落葉性で葉が薄く柔らかいのに対し、ツワブキ(しわぶ葉)は常緑性で一年中厚みと光沢のある濃い緑の葉を保ちます。民間薬としての利用や咳止め信仰においては、主に常緑のツワブキがしわぶ葉として扱われてきました。
Q2:庭に生えているツワブキの葉を生のままジューサーなどで絞って飲んでも平気ですか?
A2:生のまま大量に飲むことは避けてください。ツワブキには微量のピロリジジンアルカロイドが含まれており、加熱やアク抜きを行わずに生ジュースとして過剰摂取すると消化器や肝臓に負担をかける恐れがあります。乾燥させてお茶にするか、しっかり加熱調理して楽しむのが基本です。
Q3:なぜ「咳の神様」にしわぶ葉をお供えする風習ができたのですか?
A3:言葉の語呂合わせ(しわぶき=咳)に加えて、冬でも枯れずに青々とした葉を広げるツワブキの強い生命力が「病魔を打ち払う象徴」として崇められたためです。薬効のある植物を神仏に捧げて回復を祈る、医療が未発達だった時代の祈りと知恵が融合した民俗文化といえます。