胃腸の不調に関して、ネット上には科学的根拠の薄い情報や誤解が氾濫しています。誤った知識によるセルフケアは逆効果を招くため、正しい知識にアップデートしておきましょう。
誤解1:「下痢の時は食物繊維をたくさん摂れば便が固まる」は間違い
便秘には食物繊維が推奨されますが、下痢の時にゴボウ、玄米、豆類、きのこ類などの不溶性食物繊維を摂取すると、繊維が硬いまま腸壁を刺激し、下痢の回数を増やしてしまいます。摂取する場合は、水溶性食物繊維(リンゴのペクチンなど)をごく少量、加熱調理して取り入れるのが基本です。
誤解2:「乳酸菌飲料やヨーグルトを大量に飲めばすぐに治る」の落とし穴
日頃の腸活として発酵食品を摂ることは極めて有益ですが、急性の下痢を起こしている最中に冷たい飲むヨーグルトや乳製品を大量に摂取すると、乳糖や脂肪分、冷えが刺激となり、かえって水様便を悪化させることがあります。急性期はサプリメントや医薬品の整腸剤(錠剤・細粒)で菌を取り入れるのが安全です。