スタッド・ランス加入以降、中村敬斗のリーグアン個人成績は目を見張る進化を遂げています。加入初年度(2023-24シーズン)こそ足首の負傷による離脱期間があったものの、復帰後は着実に適応。迎えた2年目以降はチームの主軸として定着し、ゴール数・アシスト数ともにチームトップクラスの数値を叩き出しています。
現地フランスで大きなセンセーションを巻き起こしたのが、中村敬斗の連続ゴール記録です。リーグアン第6節アンジェ戦から第10節ブレスト戦にかけて記録した「リーグ戦5試合連続ゴール」は、クラブの歴史にその名を刻む快挙となりました。名門リールや強豪マルセイユ相手にも物怖じせず、ペナルティエリア角付近からファーサイドへ巻いて落とす芸術的なコントロールシュートを連発。現地紙『レキップ(L'Équipe)』は週間ベストイレブンに選出するとともに、「ランスの左サイドには、相手守備陣の呼吸を止める冷酷なフィニッシャーがいる」と最大級の賛辞を贈りました。
欧州で中村敬斗の現在の評価が急上昇している背景には、期待値(xG)に対する実際の得点効率の異常な高さがあります。一般的なウインガーが数多くのシュートを放って得点を積み上げるのに対し、彼は限られた決定機を確実に枠内へ収める卓越したシュート技術を備えています。単なる仕掛け役にとどまらない「得点が計算できるウインガー」という希少価値が、メガクラブの補強リストに浮上している決定的な要因です。