ネット上の掲示板やSNSでは、嫌いな人が自然に去っていく体験談が定期的に大きな反響を呼びます。「嫌いな人が職場を辞めるおまじないを試した翌月、本当に相手の退職が決まった」「お札をデスクの引き出しに忍ばせていたら、苦手なお局社員の他部署異動が発令された」といった声です。
取材班がこうした体験談の当事者やコミュニティの声を詳細に分析したところ、単なる偶然やオカルトでは片付けられない「現実的な行動パターンの変化」が浮き彫りになりました。
大手メーカーに勤務する30代女性は、自著や手記を寄せるように当時の心境をこう証言します。
「毎日ネチネチと嫌味を言ってくる先輩がいて、出社するのが吐くほど苦痛でした。ネットで見かけた塩まじないをすがる思いで試したんです。『〇〇さんの嫌がらせに怯える日々が終わる』と書いて流しました。不思議なことに、儀式を終えた瞬間、『もう自分はやるだけのことをした』という奇妙な吹っ切れ感が生まれたんです。翌日から先輩に嫌味を言われても、以前のようにオドオドせず、淡々と『承知しました』とだけ返して目も合わせないようにしました。すると、反応がつまらなくなったのか先輩からの接触が目に見えて減り、その半年後に先輩自ら希望を出して他拠点へ異動していきました」
この告白が示すように、おまじないという「区切り」を設けたことで、被害者側の過剰な怯えや迎合姿勢が消失し、加害者側がターゲットとしての価値(いじめることで得られる歪んだ優越感)を見出せなくなった結果、関係性が自然消滅したといえます。
また、縁切り神社として強力な評判を誇る京都の「安井金比羅宮」や東京の「縁切榎」などに参拝した人々からも、「数ヶ月後に組織再編があり、嫌な上司とチームが完全に分かれた」という報告が多数寄せられています。神仏への祈願という重大なアクションを起こすことで、本人の無意識の選択(異動希望の出し方、社内での距離の取り方、証拠の集め方)が変わり、結果として環境の変化を力強く引き寄せている側面は否定できません。