花札の「あのよろし」は誤読?本当の意味「あかよろし」の由来を徹底解説

花札の「あのよろし」は誤読?本当の意味「あかよろし」の由来を徹底解説

花札の「あのよろし」は誤読?本当の意味「あかよろし」の由来を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

花札の1月(松)や2月(梅)の絵柄に描かれている赤い短冊。そこにしたためられた流麗な文字を素直に追うと、どうしても「あ・の・よ・ろ・し」と読んでしまいがちです。しかし、正しくは「あかよろし」と読みます。

2文字目の「の」に見えている字は、助詞の「の」ではありません。かつて日本語で広く使われていた「変体仮名(へんたいがな)」と呼ばれる文字の崩し字で、漢字の「可」を草書体で崩した「か」なのです。

よく見ると「の」の右肩や中央部分に小さな点や筆の跳ねが見受けられます。これは濁点ではなく、「可」という漢字の筆跡の名残りです。多くの人が「あのよろし」だと思い込んできたフレーズは、文字の歴史がもたらした壮大な錯覚といえます。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。