X(旧Twitter)や海外掲示板Reddit、Instagramなどで数百万回以上再生・拡散されている「ヴィーガン10年後の比較写真」。これらの投稿では、開始当初の瑞々しい笑顔と健康的な血色をたたえた姿に対し、10年後の写真では著しい皮膚のたるみ、深いほうれい線、浅黒くくすんだ顔色、そしてボリュームを失った髪の毛が残酷なコントラストとして提示されています。
ネット上の反応や評判を見ると、「完全菜食は人を急速に老けさせるのか」「若返り効果は嘘だったのか」という恐怖や懐疑の声が目立ちます。編集部がこれらの拡散画像の出所を精査したところ、いくつかの明確なパターンが判明しました。
まず、最も劇的な老化変化として拡散されている画像の多くは、一般的なバランス型菜食ではなく、加熱調理を一切行わない「ローヴィーガン」や果物のみを摂取する「フルータリアン」といった極端な食事制限を5〜10年続けた人物のケースです。顔面の皮下脂肪(バッカルファット)が極限まで減少し、表情筋を支えるコラーゲン線維が痩せ細った結果、骨格が浮き彫りになり「急激に老け込んだ」印象を与えています。
一方で、一部の画像には悪意ある切り抜きや、照明・メイクの違いを過剰に対比させたミスリードが含まれていることも事実です。しかし、そうした演出を差し引いても、長期の完全菜食者が直面する「肌荒れ・髪の毛のパサつき・疲労感の滲む表情」という肉体的変化は、単なるネットのデマと切り捨てることはできない臨床的事実に基づいています。