2人の共演を語る上で欠かせないのが、小田和正がホストを務めたTBS系スペシャル番組『クリスマスの約束』です。「アーティスト同士が純粋に音楽でぶつかり合える場を作りたい」という小田の強い信念から始まった同番組において、根本要は番組初期から中核を担う盟友として出演を重ねてきました。
もともと根本要は、オフコース時代から小田のコードワークやアレンジ技術を深く尊敬しており、小田もまた根本のボーカリストとしての圧倒的な力量と人柄に絶大な信頼を寄せていました。番組内の名物コーナーであるメドレー企画や、佐藤竹善(SING LIKE TALKING)を交えたアコースティックセッションの中で、「この曲を2人で真正面から歌おう」という自然な流れが生まれました。
リハーサル現場では、小田自らピアノのボイシングやコーラスの掛け合いをミリ単位で調整。互いに妥協を許さないプロフェッショナル同士のセッションだったからこそ、リハーサル室の熱気そのままに本番の奇跡的なテイクが生まれたと関係者は証言しています。