33対0の真相とは?伝説の33-4との違いと歴史的大敗の背景を検証

33対0の真相とは?伝説の33-4との違いと歴史的大敗の背景を検証

33対0の真相とは?伝説の33-4との違いと歴史的大敗の背景を検証について知っておくべき ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

野球の試合結果において、なぜ「33対0」という数字がここまで世間を驚愕させるのか。その理由は、野球という競技のルール構造とプロ野球の歴史的スタッツを紐解くとより明白になります。

まず高校野球(甲子園地方予選等)においては、点差が開きすぎた場合に選手の健康保護や日程消化を目的として「コールドゲーム」が規定されています。一般的に5回以降10点差以上、7回以降7点差以上がついた段階で打ち切られるため、1試合で「33対0」というスコアが生じることは極めて稀です(地方予選の1回戦などで戦力差が隔絶している場合に数十点差がつく事象は稀に報じられますが、基本的には途中で試合終了となります)。

一方、日本プロ野球(NPB)の公式戦には、天災や照明故障などを除き得点差によるコールドゲーム規定が存在しません。どれほど点差が開こうとも、9回終了までアウトを積み重ねる義務があります。NPBの1試合最多得点記録は1940年に阪急が記録した「32得点」(南海戦、32-2)であり、1試合最多得点差記録は2005年に楽天がロッテ戦で記録した「26点差」(0-26)です。今回の「33対0」は1試合単独のスコアではなく「2試合連続の合算」ではあるものの、プロの舞台で18イニング(2試合)にわたり33点を奪われ、味方は1点も奪えないという確率は、統計的にも天文学的な低さと言わざるを得ません。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。