表層的なビジネスライクな関係性だけでは、15年以上もの間、メンバーの誰一人として事務所移籍や独立を選択しない理由を説明しきれません。現場の取材から見えてくるのは、スターダストプロモーション特有の「家族的でありながらドライにプロとして任せる」という絶妙な距離感です。
過去の特番インタビューや自著・手記において、メンバーは異口同音に「自分たちがやりたいと言ったことを、大人が本気で面白がって実現してくれた」と述懐しています。国立競技場でのライブ開催、プロレスラーとの異色コラボ、全編生バンドでのライブ構成など、初期の破天荒な企画の多くは、事務所幹部とメンバーが膝を突き合わせて生み出したものでした。
また、事務所側がメンバーに精神的な無理を強いない環境づくりも徹底されています。体調不良やメンタル面のケアに対する配慮、個々のスケジュール調整における本人の意向確認など、大手でありながら現場の風通しが極めて良いことが、タレント側の絶対的な安心感につながっています。「他に移籍する理由が見当たらない」という事実そのものが、両者の強固な絆を雄弁に物語っています。