ネット上の情報や検索トレンドを見ていると、琉球新報開発ビルと那覇市泉崎というキーワードが頻繁に結び付けられています。しかし、結論から言えば、これは完全な事実誤認から生じた検索現象です。
那覇市泉崎1丁目10番3号にそびえ立つ近代的なガラス張りの高層ビルは、琉球新報本社ビル(地上9階・地下1階)です。沖縄都市モノレール(ゆいレール)旭橋駅のペデストリアンデッキに直結し、カフーナ旭橋街区の一角を占めるこのランドマークには、本格的な多目的ホールである「琉球新報ホール」や各種貸会議室、新聞編集局、一般テナント店舗が入居しています。
一方で、登記および不動産市場で流通している「琉球新報開発ビル」は、那覇市港町2丁目16番地に所在しています。那覇港の国際コンテナターミナルに近い臨海物流エリアに位置し、ふ頭入口バス停から徒歩1分という立地です。この2つの拠点は、直線距離にして約3.5km以上離れており、車でも20分前後の移動時間を要します。
なぜこのような混同が発生するのでしょうか。現地関係者への取材によると、「株式会社琉球新報開発が泉崎の本社ホールで開催される展示会や就職フェア、文化イベントの受託運営を数多く担当しているため、来場者が催事の主催・運営会社名とビルの名称を混同して検索してしまうケースが極めて多い」という背景が浮かび上がってきました。