世界に誇る「神戸ビーフ」は、決して偶然の産物ではない。そのルーツは兵庫県内で純血が守り抜かれてきた「但馬牛」にある。卓越した肥育技術と清らかな水、そして澄んだ空気が、筋肉の隙間に細やかなサシを織り成す。
市場に出回るすべての但馬牛がその名を冠せるわけではない。枝肉となった後、神戸肉流通推進協議会が定める極めて厳しい肉質等級や歩留まり基準をクリアしたものだけが、本物の証である「菊の紋章」を刻印される。さらに、農林水産省が推進する地理的表示保護制度(GI)によって国際的にもブランドの真正性が保護されている。店頭で選ぶ際は、この指定登録店を示すブロンズ像や登録証が掲示されているかを必ず確認したい。