妙見石原荘の代名詞とも言えるのが、天降川の川べりに位置する「椋の木(むくのき)露天風呂」です。樹齢を重ねた椋の大木に抱かれるように造られたこの野趣あふれる湯船は、川面との高低差がわずかしかなく、まるで渓流のなかに浸かっているかのような錯覚を覚えるほどの迫力と開放感を誇ります。
この露天風呂の真価は、景観の美しさだけにとどまりません。浴槽のすぐ脇から毎分大量に湧き出る高濃度の炭酸水素塩泉は、加水・加温・循環を一切行わない純度100%の霧島温泉・妙見石原荘が誇る源泉かけ流しです。湯船に身を沈めると、肌に微細な気泡がまとわりつき、炭酸と豊富なミネラル成分がじんわりと身体の芯まで染み渡るのを実感できます。
「湯は空気に触れた瞬間から劣化が始まる」という信念のもと、湯守が日々湯量や温度を厳格に調整しているからこそ、訪れる人はいつでも生まれたての極上の湯を五感で堪能できます。