笑瓶さんの芸能生活を語る上で欠かせないのが、一般女性である愛妻(智子さん)の存在です。ふたりは笑瓶さんがまだ売れない下積み時代に出会い、1984年に結婚。経済的に苦しい時期も、妻は文句ひとつ言わずに働き、笑瓶さんの夢を陰ながら支え続けました。
笑瓶さんは生前、テレビ番組やインタビューで頻繁に妻への感謝を口にしていました。2015年に一度目の大動脈解離で倒れた際、退院後の記者会見で「退院して家で食べた奥さんのご飯が一番美味しかった。本当に迷惑をかけたし、感謝しかない」と涙ぐみながら語っていた姿は多くのファンの胸を打ちました。
笑瓶さんは家庭のプライバシーを大切にし、家族をメディアの過度な露出から守り抜きました。突然の別れに見舞われたご遺族ですが、鶴瓶さんをはじめとする上方落語協会の仲間や太田プロダクションのスタッフの手厚い支えを受けながら、現在も笑瓶さんの遺志を大切に静かに暮らしています。