日本とベトナムの間に結ばれた特別な友情は、政治や経済の利害関係を超えた「草の根の愛」によって育まれてきた。ツーズー病院の医師団や日本赤十字社のスタッフが示したプロフェッショナリズム、そして海の向こうの小さな兄弟のために小遣いを集めて募金した日本の名もなき人々。その一人ひとりの善意が、いまドクさんとその家族の笑顔へと結実している。
ドクさんは講演の場で常にこう語りかける。「平和とは、ただ戦争がない状態のことではない。誰かの痛みに寄り添い、共に生きようと手を差し伸べ合うことだ」。かつて世界中を揺るがした分離手術から長い月日が経った今も、彼が発するメッセージは色あせるどころか、混迷を深める現代社会において一層の輝きを放っている。兄ベトさんと共に生きた記憶を胸に、ドクさんはこれからも希望の灯を掲げ続ける。 (出典: ベト ちゃん ドク ちゃん(Yahoo!ニュース))
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