世界を驚かせたアメリカンドリームですが、その後の運命は決して順風満帆ではありませんでした。維持費の高騰や保管場所の難しさから長年放置され、車体は真っ二つに裂け、サビと破損で一時は完全に「スクラップ同然」の廃車状態にまで追い込まれていたのです。
この悲劇的な状況を救ったのが、アメリカ・フロリダ州にある自動車博物館「ディザーランド・パーク」の創設者マイケル・ディザー氏でした。同氏は車両を買い取り、フロリダ州オーランドの施設で大規模なレストア(修復)プロジェクトを立ち上げました。
複数のパーツを新しいキャデラックから移植し、フレームを全面的に補強した結果、修復費用は25万ドル(約3,800万円以上)、期間は3年以上に及びました。そして2022年、自身の持つギネス記録をわずかに更新する形で完全復活を果たしました。現在、アメリカンドリームはフロリダ州のディザーランド・パーク・オーランドにて屋内に大切に展示・保管されており、世界中から訪れるファンがその圧倒的なスケールを間近で見学できるようになっています。