近年、特に大きな物議を醸したのが、駅からのアクセス路や琵琶湖沿いの公道に設置される巨大な目隠しフェンスだ。無料観覧者を排除し、有料観覧席の価値を高めるため、あるいは駅周辺の立ち止まり事故を防ぐために導入された。
「景観を損なう」「地元の散歩すら制限される」と市民から怒りの声が上がったこの決定。最終的な判を押したのは誰か。答えは実行委員会の幹部会だ。しかし実質的には、過去の群衆事故以降、警察当局から突きつけられる厳しい安全基準要請に応えるため、警備会社や警察との協議の上で「背に腹は代えられない選択」として採択された背景がある。安全最優先の警察と、地域生活を守りたい住民の板挟みになったのが実行委員会だった。