Q1:男性の年齢は妊娠確率や子どもの健康に影響しないのでしょうか?
A1:男性側の加齢も妊娠率の低下や流産率の上昇に明確に関係します。精子は毎日作られますが、35歳以降は精液量や運動率、精子のDNA損傷率(DFI)が徐々に悪化します。精子のDNA断片化が進むと、受精卵が途中で発育を停止する原因となり、自閉スペクトラム症などの発達リスクがわずかに上昇するという研究データも存在します。妊活は女性だけの問題ではなく、最初から夫婦同時に検査を受けるのが鉄則です。
Q2:20代であれば、ブライダルチェックや不妊検査は不要ですか?
A2:20代であっても安心はできません。20代の不妊原因として、クラミジア感染症による卵管閉塞、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、無排卵月経、あるいは男性側の無精子症や乏精子症などが潜んでいるケースが珍しくありません。年齢的に卵子の質は良好であっても、物理的な受精・着床のルートが塞がれていては自然妊娠は不可能です。避妊をやめて1年授からなければ、年齢に関係なく初期検査を受けることが推奨されます。
Q3:40代から妊活を始める場合、まず何を最優先すべきですか?
A3:自己流のタイミング法で月日を費やすのをやめ、初診から生殖補助医療(体外受精)の実績が豊富な専門クリニックの門を叩くことが最優先です。40代における最大の敵は「時間の経過」です。1か月、2か月の遅れが採卵結果を大きく左右します。AMH値やホルモン値、子宮環境、精液所見を1周期ですべて精査し、医師と相談のうえで最も効率的な最短ルートを選択することが極めて現実的なアプローチとなります。