高橋留美子が描くポップで刺激的なSFラブコメの世界において、レイという男の立ち位置は唯一無二だ。普段は誰もが見惚れるほどの超絶美男子。しかし、その実態は「底なしの食欲」と「激しい感情の起伏」によって動く、まさに制御不能の野獣である。
小学館から刊行された原作コミックスやアニメ版を通じ、彼が言葉を発する機会は極めて少ない。口を開けば「ハンバーグ!」といった大好物の名前か、不気味な呻き声。人目を惹きつける華やかな美貌と、言葉を持たない野性味あふれる行動とのコントラスト。それこそが、時代を超えてファンを魅了し続ける最大の理由だ。