ポップカルチャーの歴史を紐解くと、ツインテールを持つ男性キャラクターは決して昨日今日生まれた突発的なトレンドではありません。ピクシブ百科事典の「ツインテ男子」の項目でも言及されているように、かつては『暗殺教室』の潮田渚のように中性的な容姿を際立たせる記号や、時代劇・古代ファンタジーにおける「角髪(みずら)」の設定をルーツとするものが主流でした。
また、現代劇のフィクションにおいては高確率で「女装」や「男の娘」といった特異な属性として描かれてきた経緯があります。しかし近年では、noteで「ツインテール男子情報」を体系的にまとめる雨森軽氏のような熱心な愛好家が指摘するように、頭部の高い位置で結ぶ伝統的なスタイルだけでなく、耳下の「おさげ」や「ハーフツイン」を含めた「2箇所で結ぶヘアスタイル全般」へと概念が拡張されています。
二次元における中性的な魅力の探求は、2.5次元舞台やメンズコンカフェ、そしてリアルな若者のストリートファッションへと着実に越境していきました。2026年の現在では、「男の娘」という枠組みに限定されず、「中性的なヴィジュアル系ファッションの一環」あるいは「自分の魅力を最大限に引き出すためのセルフブランディング」として、現実の成人男性が日常的にツインテールやハーフツインを取り入れるケースも珍しくなくなっています。