「蓼食う虫も好き好き」を日常会話で使用する際、最も気をつけなければならないのが「相手に対して直接使うと極めて失礼になる」という点です。
特に恋愛や結婚の話題で、友人の交際相手に対して「あんな個性的な人と付き合うなんて、蓼食う虫も好き好きだね」などと言ってしまうと大変なトラブルに発展します。この言葉の前提には「蓼=苦くて普通は好まれないもの」という設定があるため、相手のパートナーを「苦い草(=魅力に乏しい、あるいは欠点が多い対象)」と遠回しに侮辱していることになるからです。
ビジネスシーンや日常の対人関係において、失礼にならないための判断基準を整理しました。
【NG例:人間関係を損なう使い方】
・「課長の奥さん、すごく個性的らしいよ。蓼食う虫も好き好きだね」(第三者の配偶者を揶揄)
・「そんなマイナーな趣味に大金をつぎ込むなんて、まさに蓼食う虫も好き好きだな」(相手の嗜好を悪趣味扱い)
【OK例:角を立てない使い方】
・「周囲からは変わっていると言われますが、蓼食う虫も好き好きで、私にはこの古い道具が一番合っています」(自分自身のマニアックな好みを自嘲する)
・「世の中には蓼食う虫も好き好きと言うように、あらゆるニッチな需要が存在する」(ビジネスにおける市場分析の客観的な例え)