【ためしてガッテン流】四十肩の治し方!夜間痛を劇的に改善する体操の真相

【ためしてガッテン流】四十肩の治し方!夜間痛を劇的に改善する体操の真相

【ためしてガッテン流】四十肩の治し方!夜間痛を劇的に改善する体操の真相を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

ネット上の掲示板やSNSにおいて根強く囁かれている言説に、「四十肩は放っておけば1年で勝手に治る」というものがあります。知恵袋やコミュニティでも「病院に行かずに我慢したら治った」という書き込みが見られますが、これを鵜呑みにするのは極めてハイリスクな賭けと言わざるを得ません。

厚生労働省の患者調査や日本整形外科学会の追跡研究データを検証すると、四十肩(肩関節周囲炎)を医療機関を受診せずに放置した場合、約35〜40%の患者において最終的な可動域制限や慢性的な鈍痛が後遺症として残存することが確認されています。激しい痛み自体は炎症が引くことで自然と治まりますが、癒着した関節包が線維化して縮んだまま固まると、エプロンの紐を結ぶ動作や、つり革につかまる動作が一生制限される事態に陥ります。

さらに見逃せないのが、「腱板断裂(けんばんだんれつ)」との誤認です。腱板とは、肩の奥にある4つの腱(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の総称であり、加齢や微小な外傷によってこれがすり切れて穴が開く疾患です。60代以降では約4人に1人が無症候を含めて腱板断裂を発症していると推計されています。四十肩との見極めポイントは、「他人に腕を持ち上げてもらったときに、痛みを伴わずに耳の横までスッと上がるかどうか」です。

自力で腕を上げられない場合でも、他人の介助でスムーズに上がる場合は、筋肉の腱が断裂して力が伝わっていない(腱板断裂)可能性が濃厚です。逆に、他人が上げようとしても関節が引っかかってビクともしない場合は、関節包が癒着している四十肩(肩関節周囲炎)の特徴です。腱板断裂であるにもかかわらず「四十肩の体操」と信じてアイロンを振り回せば、切れた腱の断裂部をさらに引き裂き、不可逆的な筋機能障害を招くことになります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。