16タイプの分布は、性別によっても明確な偏りを示します。厚生労働省の労働調査や各種民間パーソナリティ統計を照合すると、日本人の男女別データには際立った特徴が現れています。
男性において際立つのは、INTP(論理学者型)とISTP(巨匠型)の構成比の高さです。物事の仕組みを解明したい、感情を排して客観的な合理性で物事を処理したいという「思考(T)」志向が男性層で顕著に高まる傾向があります。
対して女性層では、ISFJ(擁護者型)とESFJ(領事官型)が上位を占め、他者へのケアや関係性の調和を重んじる「感情(F)」の比率が全体の65%以上を占めます。これは生物学的な性差のみならず、「女性らしさ・気配り」を暗黙に求める社会的ジェンダー規範(ジェンダー・ロール)が回答傾向に反映されている結果でもあります。