メープルシロップとはちみつの違いを徹底比較!太りにくいのはどっち?

メープルシロップとはちみつの違いを徹底比較!太りにくいのはどっち?

メープルシロップとはちみつの違いを徹底比較!太りにくいのはどっち?とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

体重管理や体脂肪の蓄積を気にする読者から最も多く寄せられるのが、「結局どちらが太りにくいのか」という疑問です。この問いに答えるためには、単なるカロリー数値だけでなく、糖質の内訳とGI値(グリセミック・インデックス)を合わせて読み解く必要があります。

文部科学省が公表する「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」のデータを比較すると、100gあたりのエネルギーはメープルシロップが約266kcal(糖質約66.3g)、はちみつが約329kcal(糖質約81.9g)となっています。大さじ1杯(約20g前後)に換算した場合、メープルシロップは約53kcal、はちみつは約66kcalとなり、純粋なエネルギー摂取量としてはメープルシロップのほうが約2割低い計算です。

この差が生じる最大の要因は水分含有量です。メープルシロップは約32%が水分であるのに対し、はちみつの水分量は約20%にとどまります。つまり、同じスプーン1杯であっても、はちみつのほうが糖分がぎっしりと凝縮されている状態です。

一方、食後血糖値の上昇スピードを示すGI値はどうでしょうか。一般的な白砂糖(上白糖)のGI値が100前後とされる中、メープルシロップのGI値は約54〜65の低〜中GIに分類されます。主成分がショ糖であるものの、豊富に含まれるポリフェノールが糖の吸収を穏やかにする働きを持ちます。

はちみつのGI値は蜜源となる花の種類によって約40〜80超と大きく変動しますが、平均すると55〜60前後です。はちみつに多く含まれる「果糖(フルクトース)」はインスリンを介さずに代謝されるため、血糖値を急激に跳ね上げにくい性質を持ちます。しかし、果糖は過剰に摂取すると肝臓で中性脂肪へと直接変換されやすいという代謝上の側面も併せ持ちます。

結論として、日々の総摂取カロリーや血糖値の急上昇を抑えたい減量期であれば、水分量が多くカロリーが低いメープルシロップに軍配が上がります。ただし、はちみつは甘味のキレが強く少量でも脳が満足感を得やすいため、「小さじ1杯で十分な甘さを感じる」という使い方であれば体脂肪増加のリスクを最小限に抑えられます。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。