レクサスGSは日本車の中でも屈指の基本耐久性を誇りますが、プレミアムセダン特有の構造ゆえに、購入後に「こんなはずではなかった」と後悔するユーザーも存在します。過去のトラブル事例から見出せる主な原因は3点に集約されます。
1. 消耗部品の単価が高く、突発的な整備費用に対応できない
車両本体が150万円で買えたとしても、装着されている部品は新車時700万円クラスの高級車クオリティです。特にFスポーツに装備される電子制御アブソーバー(AVS)からのオイル漏れ(1本あたり工賃込み約5万〜8万円)、前後異径の19インチ専用タイヤの交換費用(1台分で12万〜18万円)、大径ブレーキローターの摩耗交換など、一般的なコンパクトカーやミニバンとは桁違いのパーツ代が発生します。
2. 電子制御ブレーキアクチュエーターの不調
走行距離が10万kmを大きく超えた個体や経年車において、ブレーキを踏んだ際に「キリキリ」「クックッ」といった異音が発生したり、ABS警告灯が点灯したりする事例が報告されています。ブレーキアクチュエーターのアッセンブリー交換となった場合、修理費用は20万〜30万円コースとなるため、試乗時のブレーキフィールと警告灯の有無の確認は必須です。
3. インフォテインメントとナビの世代遅れ
前期型のナビシステムは画面解像度が低く、スマートフォン連携(Apple CarPlay / Android Auto)に非対応です。社外のインターフェースキットを導入して現代化を図るユーザーも多いですが、追加で10万円前後の出費が必要になる点は購入前に把握しておくべきギャップと言えます。