Q1:現行の小学校理科の学習指導要領は、いつ改訂され、いつから実施されたものですか?
A1:文部科学省により平成29年(2017年)3月31日に告示されました。平成30年度・31年度(令和元年度)の移行措置期間を経て、令和2年度(2020年度)4月1日より全国の小学校で全面的に実施されています。次期改訂に向けた審議の動向を注視しつつも、現在の教育課程はこの告示基準に沿って運用されています。
Q2:理科における「見方・考え方」とは、具体的にどのようなことですか?
A2:文部科学省の解説書によると、「見方」とは自然の事物・現象を「エネルギー(量的・関係的)」「粒子(質的・実体的)」「生命(共通性・多様性)」「地球(時間的・空間的)」といった科学的な視点で捉えることです。また「考え方」とは、比較する、関係付ける、条件を制御する、多面的に考察するといった、問題解決のための論理的な思考プロセスの枠組みを指します。
Q3:小学校理科でプログラミング教育を行うのは何年生のどの単元ですか?
A3:学習指導要領の例示として最も代表的なのは、第6学年の「B 物質・エネルギー」分野にある「電気の利用」単元です。発電や蓄電の実験を行いながら、明るさセンサーや人感センサーなどを組み合わせ、「必要な時だけ明かりをつける」といったプログラムを組むことで、電気を効率的に利用する工夫や論理的思考を学びます。
Q4:第3学年から始まる理科で、児童がつまずきやすいポイントと家庭でのサポートは?
A4:生活科の「活動や体験を楽しむ」姿勢から、理科の「根拠を持って比較し、規則性を見つける」学習への切り替えで戸惑う児童が多く見られます。家庭では、散歩中や料理中に「昨日と何が違うかな?」「どうしてそうなると思う?」といった、差異を見つけたり理由を言葉にさせたりする対話を重ねることが、理科的思考の最良の土台作りになります。