沖縄県内における小児・周産期医療の砦として機能しているのが、同敷地内に併設された「こども医療センター」および南部医療センター 周産期母子医療センターです。NICU(新生児集中治療室)やGCU(回復期治療室)を備え、県内全域から搬送される極低出生体重児や先天性心疾患などの難症例に対応しています。
子育て世代から最も関心が高い南部医療センター 小児救急については、24時間365日体制で小児専門医が救急外来を稼働させています。ただし、ここで強く認識しておくべきは「トリアージ(緊急度判定)」の徹底です。救急外来に到着した順に診察が行われるわけではなく、専任の看護師が呼吸状態・意識レベル・顔色・体温などを瞬時に評価し、生命に関わる重症患者から優先して治療室へ案内されます。
現場医師の証言によると、「深夜帯に軽微な発熱や鼻水のみで来院された場合、重症患者の蘇生や緊急手術が重なると、院内トリアージの結果として2〜3時間以上の待機が発生するケースもある」と報告されています。子どもの急な体調不良時は、まずは「沖縄県小児救急電話相談(#8000)」や地域の夜間休日初期診療所を活用し、状態の急変や明らかな異常(呼吸困難、激しい嘔吐、意識朦朧など)が見られる場合に高次救急を頼るという冷静な判断が求められます。