平本のワードローブを語る上で外せないのが、自身がディレクションを務める「AMNJX(アマノジャク)」の存在です。「天邪鬼」に由来するこのブランドは、オーバーサイズのボックスシルエット、ヘビーオンスの厳選生地、そしてシニカルなグラフィックを特徴とし、ドロップ(限定発売)のたびにサーバーが数分でダウンするプレミア化を定着させました。単なるタレントグッズの枠を完全に超え、ストリートウェアとしてのクオリティを極限まで追求したプロダクト設計がなされています。
同時に、彼が公私で愛用するハイエンドブランドの筆頭がBALENCIAGA(バレンシアガ)です。デムナ・ヴァザリアが手掛ける極端なオーバーサイズジャケットや、泥加工を施したワイドバギーデニム、足元に圧倒的な重厚感を与えるボリュームスニーカーを、自身の鍛え上げられた骨格に見事に落とし込んでいます。また、手元や首元を飾るCHROME HEARTS(クロムハーツ)は、クラシックなシルバーだけでなく、22Kゴールドのパヴェダイヤ仕様やレザーパンツなど、重厚かつ退廃的なアイテムを複数重ね付けするのが平本流のアイデンティティです。
アイウェアのセレクトにも妥協がありません。GENTLE MONSTER(ジェントルモンスター)のフューチャリスティックなラップアラウンドサングラスや、Jacques Marie Mage(ジャック・マリー・マージュ)の肉厚なセルフレーム、クロムハーツのヴィンテージサングラスなどを、顔の輪郭やヘアスタイル、タトゥーの配置に合わせてミリ単位で使い分けています。足元のスニーカーコレクションも、オフ-ホワイトとのコラボモデルや激レアなTravis Scott仕様のAir Jordan 1、さらにはバレンシアガの「Defender」や「Cargo」など、シルエットの重心を操るアイテムがずらりと並びます。