SNSや美容系掲示板では、アッシュグレーの色落ちに関して「2日で全部落ちた」「シャンプーした泡が真っ黒になった」「どんなケアをしても無駄」といった極端な口コミが散見されます。こうしたネットの評判と、美容現場での実態にはどのようなギャップが存在するのでしょうか。
表参道や銀座のトップサロンに勤務するカラーリストへの聞き取り調査によると、「染めた当日の夜に即シャンプーをしてしまう」「40℃以上の熱いシャワーで髪を洗っている」ユーザーが全体の4割近くを占めていることが判明しています。酸化染料が毛髪内部のケラチンタンパク質にしっかり定着(重合)するまでには、施術後およそ24時間から48時間が必要です。この未定着の段階で強い界面活性剤と熱湯に晒せば、本来なら10日持つはずの色素が一晩で半分以上流出するのは当然の結末と言えます。
ネット上に溢れる「色持ち最悪」という悪評の多くは、薬剤の限界というよりも、施術直後のデリケートな毛髪環境に対する初期アプローチの不備に起因しています。正しい初動対応を取っている層からは、「退色していくグレージュの過程が最も周囲から褒められた」「色落ちまで計算されたアッシュなら1ヶ月間ずっと綺麗」という高い満足度を示すレビューが多数を占めています。