朝、鼻水やくしゃみが止まらない原因は、単一のアレルギー反応だけではありません。複数の生体変化と物理的環境が重なり合うことで、朝特有の激しいアタックが発生します。
決定的な要因の一つが自律神経の急激な切り替えです。睡眠中は体をリラックスさせる副交感神経が優位ですが、起床とともに活動を司る交感神経へと急激にシフトします。この移行期は自律神経のバランスが一時的に不安定になり、鼻粘膜の血管や粘膜神経が過敏に反応してしまうのです。
さらに見逃せないのが、ハウスダストによるアレルギーの朝の症状と花粉の吸入です。日中、部屋の中を舞っていた微細なホコリやダニの死骸、花粉は、人が動かなくなる夜間に床や布団の上へと沈降します。私たちは寝ている間、アレルゲンが最も濃縮された床から数十センチのゾーンで何時間も呼吸を続けています。起床時の身体の動きによって再び舞い上がったアレルゲンを一気に吸い込むことが、爆発的なモーニングアタックの引き金になります。